【ジュニアNISA】投資方針 Ver.14 〜VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)一本でいきます〜


ばしこ (@harukindex) です。

この記事では、我が家のジュニアNISA口座の投資方針を紹介します。


投資方針

タイトルの通り、長女のジュニアNISA口座ではバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(以下、VT)一本に投資することにしました。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(以下、スリム全世界株AC)に投資するかどうか、かなり悩みました。
このブログ記事を書いている最中も揺れ動き、何度か書き直しました。

結果、VTでいくことにしました。

その理由については後述します。

まずは投資のルールを紹介します。


投資のルール

以下の流れで毎月の購入金額を定めずに投資していきます。

1. 長女の収入を全額SBI証券に入金する。
2. 入金額でVTを買えるだけ購入する。(円貨決済)
3. 余った円は次回の入金があるまで証券口座に入れておく。

1.の長女の収入とは、家計からの拠出金(毎月3万円)や児童手当のことです。

3.で余った円を米ドルMMFにすることも考えましたが、煩雑になるのでやめました。

投資信託とは異なり、VTには分配金があります。
SBI証券の場合、分配金は米ドルのキャッシュで支払われます。

分配金が支払われたときの流れは以下の通りです。

1. VTの分配金が米ドルキャッシュで入金される
2. 入金された米ドルキャッシュでVTを買えるだけ購入(外貨決済)
3. 余った米ドルキャッシュで米ドルMMFを購入(外貨決済)

2.でVTを買う際はジュニアNISA口座(非課税)で購入します。
投資枠上限に達していた場合は課税ジュニアNISAで購入します。


ジュニアNISAでVTに投資することにした理由

投資方針の選択肢は3つありました。

1.VTに全力
2.VTとスリム全世界株のハイブリッド(長男と同じ投資方針
3.スリム全世界株に全力

正直なところ、3のVTは万人に薦められる方針ではありません。

他人に相談されたら、スリム全世界株を薦めます。

2.のハイブリッド型は子供1人分だけなら対応可能ですが、子供2人分になってくるとかなり面倒なので、やめました。

1.と3.のPros/Cons(良い面、悪い面)を1枚のスライドにまとめました。


コスト、配当金、手間、運用会社、その他の5つの要素に分けて説明します。

コスト

コスト面ではVTに軍配が上がります。

VTの経費率は0.09%です。
一方、スリム全世界株は税抜きで0.142%です。
今年10月の消費税増税後には0.1562%に上がります。

VTと比較すると、1.7倍以上のコストになります。

と、単純に考えてはいけません。

VTを始めとする米国籍ETFには、三重課税コストがありますし、投資信託には信託報酬以外に「隠れコスト」が存在します。

そのため、本当のコストの優劣を比較するにはこれらのコストも考慮した、トータルコストを比較しなければなりません。

というわけで、たわら男爵様のサイトを参考に、トータルコストを比較します。


【VT】
トータルコスト:0.21510%

経費率:0.09000%(2019年2月の経費率改定後)
三重課税コスト:0.12510%

【スリム全世界株】
トータルコスト:0.23505%+隠れコスト(SBIポイント考慮後:0.18505%+隠れコスト)

信託報酬:0.15620%(2019年10月の消費税10%増税後)
信託報酬を除く実質コスト:0.07885%(スリム先進国株と同額と仮定)
隠れコスト:不明

なお、投資信託の場合、0.05%のSBIポイントが付与されます。

ただ、我が家の場合、SBIポイントは寄付することにしているのでここでは考慮しません。

すると、0.01995%ほどVTのほうが有利という結論になります。
ジュニアNISA口座での投資枠(年間)は最大で80万円ですので、160円程度の差ということになります。

また、通常の口座ではETFの買い付けに手数料(5.4ドル~21.6ドル)がかかりますが、ジュニアNISA口座では買い付け手数料が無料となることも魅力です。

結論:わずかにVTのほうが有利

なお、運用効率と合わせて考えると、特定口座で運用する場合は、投資信託のほうがオススメになります。


運用効率

運用効率はスリム全世界株のほうが良いです。

VTの場合、1単位ずつの買い付けとなります。
そのため、1単位に満たない金額は運用に回せません。

一方、スリム全世界株は1円単位で買い付けが可能なため、無駄が出ません。

また、スリム全世界株は分配金を出さない方針のため、ファンド内で非課税のまま分配金が再投資されます。
これも大きなメリットですね。

VTの場合、分配金が出ます。

ジュニアNISA口座では、配当金に対する日本での課税もありませんが、米国での源泉徴収(10%)は避けられません。

・分配金に対する課税の存在
・分配金が再投資できるようになるまでの資金の待機期間

これらの要素があることから運用効率の面ではスリム全世界株の圧勝です。


手間

手間についてもスリム全世界株の勝利です。

VTは、分配金を再投資する手間が必要です。
スリム全世界株はその必要がありません。

そして、スリム全世界株は円建てなので為替を気にする必要がないことも魅力です。


運用会社

これは好みの問題かもしれませんが、私はバンガードが好きです。

バンガード(Vanguard)に対する信頼感は絶大です。

特に私が気に入っているのはバンガード社の特異な所有構造です。

バンガードの株主は、バンガードの各ファンドです。(参考リンク:バンガードについて

生命保険会社の契約者が会社の所有者となる相互会社と似た形態ですね。

バンガードの株主の利益=バンガードのファンド所有者の利益、となるため、利益相反が起きにくい構造になっています。

一方、eMAXIS Slimシリーズを展開する三菱UFJ国際投信はどうでしょうか。

業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」eMAXI Slimシリーズを展開しています。

最安ファンドが出る度に課税コストを気にしながら乗り換えをしてきた投資家にとって、常に業界最低水準の運用コストを実現するファンドは非常に魅力的です。

ただ、単独一位を目指すわけではなく、他社が引き下げたら同率一位にする戦略をとっています。
この戦略に「セコい」という感想を持つ向きもあるでしょう。

ただ、私自身は同率一位を目指す方針でも「乗り換えをする必要がなくなった」という点で革命的な改善だと思うので高く評価しています。

最後に1つ苦言を呈します。

全く同じ商品性にも関わらず、既存の投資信託(eMAXISシリーズ)の信託報酬は引き下げずに新たな商品(eMAXIS Slimシリーズ)を設定するのは顧客本位とは言えません。

販売会社との関係上、現実的に難しいことは分かります。
ただ、それは顧客とは関係の無い話です。
敢えて厳しいことを言えば、顧客ではなく、販売会社を向いた経営をしてしまっているんですよね。

私は企業型確定拠出年金で三菱UFJ国際投信の「三菱UFJ外国株式インデックス」を積み立てています。

外国株に投資するインデックスファンドはこの1本しか無いからです。

このファンドの信託報酬は0.869%(2019年10月の消費税10%増税後)です。

昔は「1%を切るなんて素敵! さすがDC!」という感じだったと思います。
今では完全に時代遅れの商品になっています。

おそらく、多くの企業型確定拠出年金の商品ラインナップはここ数年の低コスト競争の結果、時代遅れになっていることでしょう。

三菱UFJ国際投信さん、競合他社にシェアを奪われる前に時代遅れになったファンドは償還して代わりにeMAXIS Slimシリーズを導入しませんか?


その他

その他の要素として「子供への教育」があります。

もちろん、スリム全世界株に投資しても子供への教育はできるでしょう。

ただ、外貨建て商品であること、配当金が出ることからVTのほうが教育効果が高いと考えています。

子供が10歳くらいになったら、配当の再投資の操作は子供に覚えさせても良いですしね。
親の手間を削減できます笑

VTの分配金の一部を「お小遣い」として渡すことも考えています。

VTの分配金とお小遣いを連動させることで、自然と増配の有り難さや円高・円安の意味を体感できるのでは、と考えています。

VTのデメリットである手間や分配金の存在を逆にメリットにしてしまう、という考え方です。

このあたりは子供の成長に合わせてより具体的に考えるつもりです。


最後に

楽天証券のジュニアNISAで口座では米国籍ETFが買えないので、注意が必要です。

長男も長女と同じく、今後の買い付けはVT一本のみにする方針です。

また、年末時点でジュニアNISA投資枠が余った場合は既存の投信を売却し、VTを購入します。

関連記事です。

先日、長女のジュニアNISA口座開設のため、銀行口座を開設しました。

以上。

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